島歯科ブログ

花粉症と歯並びの関係

こんにちは

副院長の島です。

 

3月に入り少しずつ雪も溶け暖かくなってきましたね。

ただ明日はまた寒くなるみたいなので、注意して下さい!😅

 

この時期は新年度を迎える準備期間でもあり、ワクワクしますよね✨

 

そんな気持ちのいい季節ですが、花粉症の方にはつらい季節でもあります…

花粉症の方は年々増えており、今では日本人の4人に1人の割合と言われています。

 

そして、この花粉症は歯並びにも影響することがあるのです。

 

花粉症による鼻づまりによって、鼻呼吸ができず、常に口呼吸になってしまっている方は要注意です。

 

特に成長期や永久歯列完成前のお子さんは、口呼吸によって骨格や歯列、歯並びに大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

具体的には以下のような影響が考えられます。

 

・下アゴの縦方向の成長を助長し、縦長の顔貌になってくる
・前歯が噛み合わない
・歯列が狭く歯が並びきらない

・上の前歯の突出感が強くなる

 

このような状態を放置しておくと成長が完了する頃には改善が難しく、歯を抜いたり、手術を伴う治療が必要になる場合もあります。

 

もちろん予防する方法はいくつかあります。
まずは、花粉症や鼻炎でお悩みの方は耳鼻科を受診して医師の指示に従って下さい。

少しでも鼻の通りが良くなれば、歯並びへの影響も軽減されることがあります。

 

日常生活では、なるべく鼻呼吸を意識し、お子さんのお口がポカンと開いている場合は唇を閉じる練習や唇を鍛えるトレーニングなども有効です。

 

また、矯正装置によって上アゴを拡大することで、鼻腔の拡大も期待でき鼻疾患の改善や全身の健康につながります。

 

当院での子供の矯正治療では
①トレーニングによる機能的改善
②装置を使用した歯列拡大による形態的改善

主にこの2つにより将来的な歯列不正を予防しています。

 

成人の方でも、出っ歯感の強い方や、前歯が噛み合っていない方などは歯並びを改善することで口の締まりが良くなり、口呼吸が改善される方が多いです。

 

花粉症や鼻づまりは人との会話や集中力を妨げ、とても厄介です。

特に普段から口呼吸だな、歯並びも気になっていたな、という方は一度ご相談下さい。

 

*最後にお家で簡単にできる口呼吸の改善法を載せておきます。
「あいうべ体操」といって内科の先生が考案したそうです。

口の周りの筋肉を鍛えて、口呼吸や花粉症を改善しましょう!

 

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